リアルテックファンド、エビ培養肉の開発・生産を目指すシンガポール発バイオベンチャー、Shiok Meats社に投資


↑Shiok Meats の細胞培養エビを使ったシュウマイ

 リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田暁彦)が運営するリアルテックファンド*は、第一号投資先として、細胞培養した甲殻類肉(エビ・カニ・ロブスター)を開発・生産し、環境負荷が低く健康的な「食」を提供することを目指すShiok Meats Pte. Ltd.(本社:シンガポール、以下、「Shiok社」)への出資を実施したことをお知らせします。 ​ ​ 私たちが現在消費している甲殻類の多くは、熱帯林の減少や水質汚染などの環境破壊の上に成り立っていることが度々指摘されているだけでなく、虚偽表示、大量の廃棄物、重金属やマイクロプラスチックの混入など、様々な課題が残されております。また、甲殻類の消費量は年々増え続けており、2020年現在は5兆円規模、2025年には10兆円の世界市場となると言われており、現行の漁獲・養殖方法では近い将来、需要に耐えられなくなることが予想されます。  Shiok社は、2018年に幹細胞の研究者であるDr. Sandhya SriramとDr. Ka Yi Lingが共同で設立した、甲殻類に特化した世界初の細胞培養ベンチャーです。2019年に世界初となる細胞培養エビの身を使ったシューマイを発表し、商業化に向けた一歩目を踏み出しました。Shioks社の開発に使用されるエビは、長年の研究開発によって培ってきた制御環境下で培養されており、食物経由の病気や抗生物質に対する細菌耐性、有害な化学物質などをすべて排除することができます。また、業界の温室効果ガス排出量を96%、エネルギー消費量を45%、土地使用量を99%、水の消費量を96%削減することが期待されています。


↑Shiok Meats のチーム(中央の2人左側から Sandhya Sriram 氏、Ka Yi Ling 氏)

 商業化に向けた一番の課題はコストと言われております。2020年7月には、リアルテックファンドの投資先でもあるインテグリカルチャー株式会社(所在地:東京都文京区、代表:羽生 雄毅)との共同研究を開始し、牛と家禽の細胞で有効性が確認されている汎用大規模細胞培養技術(CulNet System)を甲殻類に拡張することを発表しました。まずはラグジュアリー商品としてハイエンドレストランや高級食品加工会社への展開を目指し、エビ風味のペーストやパウダー、細胞培養肉を用いた完全成型エビ・カニ製品を展開していきます。  1260万ドルを調達した今回のシリーズAラウンドは、当社に加え、サステイナブルな養殖に特化した投資ファンド Aqua-Spark(オランダ)を中心に、シンガポール企業庁傘下のSEEDS Capitalや東洋製罐グループホールディングスが参画しています。技術、マーケット、レギュレーションなど、商業化に向けて多角的に課題を解決していく必要のあるShiok社として、最適な戦略パートナーが集結しております。  当社は甲殻類の消費量が世界第10位の日本マーケットへの進出支援のみならず、ファンド参画企業との研究開発や事業連携を加速していきます。2020年7月7日に一次募集完了を発表した「リアルテックグローバルファンド」の第一号投資先として、日本とアジアを接続し、人類が直面する地球規模の重大な課題「ディープイシュー」の解決を目指す東南アジアのリアルテックベンチャーとして支援してまいります。 *正式名称:「リアルテックグローバルファンド1号投資事業組合」

■Shiok Meats Pte. Ltd.(シンガポール)について

  • 設立年月:2018年8月28日

  • 所在地:9 Chin Bee Drive #05-01 Innovate 360 Singapore (619860)

  • 代表者:Dr Sandhya Sriram

  • 資本金:USD 5M

  • 事業内容:細胞培養した甲殻類肉(エビ・カニ・ロブスター)の開発・生産

  • 公式サイト:https://shiokmeats.com/

  • グローバルファンドの支援内容:

  • 日本の事業会社、ベンチャー、研究機関との連携支援(共同研究・事業連携)

  • 出資時期:2020年9月

■リアルテックファンドについて リアルテックホールディングス株式会社が、自社ならびに子会社の合同会社リアルテックジャパンを通じて管理運営するベンチャーキャピタルファンド。地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)の社会実装に取り組んでいます。 HP: https://www.realtech.fund

  • 正式名称 :リアルテックファンド1号投資事業有限責任組合(A)、リアルテックファンド2号投資事業有限責任組合(A)、リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(A)、リアルテックグローバルファンド1号投資事業組合(B)

  • 無限責任組合員:(A)合同会社リアルテックジャパン

  • 業務執行組合員:(B)リアルテックホールディングス株式会社

■リアルテックホールディングスについて リアルテックホールディングス株式会社は株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業です。私たちは、リアルテックの生みの親である研究者とその社会実装に命を懸ける起業家と共に、より良い未来を創造します。「リアルテック」とは、地球や人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジーであり、世界を変えるのは、いつでもリアルテックであると信じています。 HP: https://www.realtech.holdings

​▶︎プレスリリース(PR Times)

<お問い合わせ先> リアルテックホールディングス株式会社 広報担当:成田 contact@realtech.fund