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2021年4月1日

リアルテックホールディングス、超大型3Dプリンターにより製造業のアップデートを目指すExtraBoldへの出資を実施

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株式会社ExtraBold

​リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンド*は、株式会社ExtraBold(本社:東京都墨田区、代表取締役:原雄司、以下「エクストラボールド社」)へ投資を実施したことをお知らせ致します。

企業概要

エクストラボールド社は、高速造形可能な超大型3Dプリンターにより、一般的な樹脂ペレットを使用した低コストでの大型造形を可能とし、これまでの製造業を革新するスタートアップです。  一般的な従来の3Dプリンター(熱溶解押出方式)は、造形時間が長く、造形サイズも小さいことから製造物が限定的であり、十分な社会実装が進んでいません。また、フィラメントと呼ばれる3Dプリンター専用の材料が必要であり、造形コストも課題となっています。

【画像】超大型3Dプリンター

 エクストラボールド社は、超高速で大容量の造形が可能な独自の3Dプリントヘッドを開発し、2020年5月に発表された最新機種では、1時間あたり15Kgの樹脂吐出と最大1700×1300×1020mmの大型かつ高速な造形を実現しています。また、フィラメントを用いずに一般的な多様の樹脂ペレットを使用できるため、低コスト化やリサイクル材の活用が可能です。 すでに帆船型ドローンを開発するものづくりスタートアップなどのプロトタイプや実製品への活用をスタートしており、大幅な製造工数の短縮や低コスト化に貢献しています。

■資金調達の目的と使途

 エクストラボールド社は、シンガポールの大学や研究機関との共同研究で、更なる樹脂吐出量の増大や安定的な造形を実現する新たな3Dプリントヘッドを開発しています。今回の資金調達により、新規3Dプリントヘッドの開発を完了するとともに、大型3Dプリンター最新機種の販売拡大を目指します。  また、リアルテックファンドの参画企業である小橋工業株式会社(本社:岡山県岡山市 代表取締役社長:小橋正次郎)が、併せてエクストラボールド社へ出資を行い、大型3Dプリンターの量産体制を共に構築します。

■担当者コメント

 消費者やニーズがますます多様になる現代社会では、これまでの単品種・大量生産から多品種・中小量生産が求められており、3Dプリンターはそれを実現するための重要な技術です。一方で、従来の3Dプリンターではニーズに応える十分な生産性を実現できていません。  リアルテックファンドでは、エクストラボールド社の大型3Dプリンターや独自のプリントヘッドにより、多様なものづくりの課題を解決し、製造業をアップデートすべく全力で支援してまいります。 (リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 山家創)

*正式名称:「リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(通称:「グローカルディープテックファンド」)

各社概要

■株式会社ExtraBoldについて

  • 設立年月:2017年12月
  • 所在地:東京都墨田区横川一丁目16番3号
  • 代表者:原雄司
  • 資本金:1億8千345万円
  • 事業内容:
    • 大型3Dプリンター及びプリントヘッドの設計、開発、販売
    • 大型3Dプリンターを用いた製造受託、試作支援 等
株式会社ExtraBold

■リアルテックファンドについて

リアルテックホールディングス株式会社が、自社ならびに子会社の合同会社リアルテックジャパンを通じて管理運営するベンチャーキャピタルファンド。地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)の社会実装に取り組んでいます。
HP: https://www.realtech.fund

■リアルテックホールディングスについて

リアルテックホールディングス株式会社は株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業です。私たちは、リアルテックの生みの親である研究者とその社会実装に命を懸ける起業家と共に、より良い未来を創造します。「リアルテック」とは、地球や人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジーであり、世界を変えるのは、いつでもリアルテックであると信じています。
HP: https://www.realtech.holdings

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