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2022年7月5日

リアルテックホールディングス、スタートアップのモノづくりにおける課題解決を支援する「Manufacturing Booster」のサービス提供を開始

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研究開発型スタートアップ | モノづくり支援サービス | REAL TECH Manufacturing Booster | サービス提供開始 | リアルテックホールディングス株式会社 | KOBASHI HOLDINGS株式会社

 リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦、以下「当社」)は、2021年8月に開始したリアルテックファンド投資先へのモノづくり支援サービス「Manufacturing Booster」を事業化し、すべてのスタートアップに提供を開始することをお知らせいたします。

▼「Manufacturing Booster」WEBサイトURL

https://www.booster-realtech.holdings/service/manufacturing-booster

全スタートアップへのサービス提供を開始

 2021年8月に開始した本サービスはこれまでに多様な投資先への支援を実施し、継続的に高評価を頂くと同時に、数多くの問い合わせを頂きました。また診断サービスの実績を積み重ね、診断サービス後のアクションプランのサポート体制も充実させてきました。この度、Manufacturing Boosterをすべてのスタートアップへ提供することを開始し、この知見を広く社会で役立てることにより、リアルテック(地球と人類の課題解決に資する技術)が一つでも多く世に出るための仕組みを構築します。

 Manufacturing Boosterはモノづくりの長年の経験を有するKOBASHI HOLDINGS株式会社(所在地:岡山県岡山市、代表取締役社長:小橋 正次郎、以下「KOBASHI」)と、研究開発型スタートアップに寄り添う当社が共同事業として実施いたします。

改めて強く感じる研究開発型スタートアップにおける社会実装の壁  

 当社がファンド事業を開始した2015年以降、研究開発型スタートアップ向けファンドは大幅に増加し、NEDOやAMEDによる研究開発への資金提供も充実してきました。一方で、製品を社会に届け、社会課題の解決に至るまでの社会実装の過程は、フェーズごとに求められるスキル、組織のケイパビリティも異なるため、多くのスタートアップが困難に直面しています。こうしたスタートアップに対し、経営視点で俯瞰して課題を捉え、打ち手を見出すという、自社単独では難しいソリューションを提供する本サービスの必要性と意義を感じています。

社会実装の壁を乗り越えるパートナー

 研究開発型スタートアップにおける社会実装、つまり世に出した製品の日常的利用を実現するためには「作りたいモノを作ることができる」だけではなく、「求められているモノ・コトを考える」ことも重要です。そのためには、スタートアップ特有の課題を理解し、企画から量産までの豊富なモノづくり経験が必要になります。

KOBASHIは、このようなスキルとマインドを有するため、全体を俯瞰した課題整理が可能です。一緒にゴールを見据えて課題を掘り起こし、設計・製造から調達・物流まで包括した支援を行うことで、スタートアップとスクラムを組んで社会実装の壁を乗りこえるパートナーとなることを目指しています。

求められる支援

 研究開発型スタートアップのモノづくりにおいて手戻りが発生する理由は、現状把握が難しい点です。開発と製造、品質、マーケティングが一丸となって進めるべき事業を限られたリソースで行うため、開発は突出するが品質はこれから、など歪な進捗となっていることが多くあります。このため、まず現在地を把握し、次の一手のための課題整理を行う診断サービスを2021年8月に開始しました。

 今後、サービスの対象を拡大することで、1社でも多くのリアルテックベンチャーに寄り添い、今まで以上に価値ある技術の社会実装を加速させ、モノづくり支援のエコシステムを牽引していきます。

<支援内容>

 モノづくり診断サービスの具体的な内容は以下の通りです。各スタートアップのモノづくりの状況に応じた、やるべきタスクとその優先順位の明確化を図ります。

  1. スタートアップ側で「問診票」に記載いただき、モノづくりの課題感を大まかに把握する。
  2. 複数回にわたるヒアリングを通じた「診断」を行い、より本質的な課題を認識する。
  3. 「カルテ」という形で、モノづくりの段階に応じた現状の課題と解決方針を言語化し、スタートアップとの対話を通じて解像度を上げていきます。
step1 問診票の記入 | step2 ものづくり診断 | step3診断書を作成

■KOBASHI HOLDINGS株式会社について

「地球を耕す」という理念のもと、100年以上にわたって農業・モノづくり分野で培ってきた知識や技術を応用し、より豊かな人々の生活および地球を次世代に残すべく、地球規模の課題解決に取り組んでいます。スタートアップ企業と新しい価値を共創し、社会的・環境的課題解決につながる技術の実用化を支援し、持続可能な社会の実現を目指しています。

HP: https://www.kobashiholdings.com

■リアルテックホールディングスについて

地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)の社会実装を目指して創設された、株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業です。研究開発型スタートアップとして幾多の困難を乗り越えてきたユーグレナと、研究から技術の社会実装への包括的な支援を行うリバネスの知見を活かし、投資育成などの事業を行っています。

HP: https://www.realtech.holdings

<お問い合わせ先>

リアルテックホールディングス株式会社

広報担当:成田 

https://www.realtech.holdings/contact

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