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2024年1月31日

リアルテックホールディングス、自然免疫を活用した次世代がん治療薬を開発する東大発創薬スタートアップ東京核酸合成への出資を実施

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リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンド*は、次世代がん治療薬を開発する東京大学発創薬スタートアップである東京核酸合成株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:松井雅章、以下「東京核酸合成」)へ投資を実施したことをお知らせ致します。東京核酸合成は今回の調達資金をもとに、新規モダリティである核酸集合を用いた核酸医薬品の開発と核酸の効率合成機の開発を進め、未だに治療法のない疾患に対する治療薬の開発を通じ「技術の力で治療はもっと良くなる」の実現を目指します。

■企業概要
東京核酸合成は岡本取締役兼東京大学教授の開発した核酸集合体を投与することで自然免疫応答を惹起することで、標的疾患の治療薬を開発することを目指す創薬スタートアップです。東京核酸合成は「技術の力で治療はもっと良くなる」をビジョンに掲げ、いまだ有効な治療薬のない疾患に対して、新たな技術・アプローチで治療を実現するスタートアップです。がんを現在のターゲットとしていますが、他の疾患の治療薬としても活用できる可能性を秘めており、ゲームチェンジャーとなる可能性を秘めたスタートアップです。

■資金調達の目的と使途
東京核酸合成はリアルテックホールディングス、三菱ガス化学社からの出資と共にNEDO STS事業採択を受け、合計1.5億円の資金調達を行いした。今回の資金調達により、パイプラインTKG-001の非臨床試験と核酸効率合成機の開発を行い、治療薬としての開発と現在は莫大なコストがかかる長鎖核酸の効率合成する技術の確立を目指します。

■担当者コメント
私達は未だに有効な治療薬がない疾患により命を失うことが多くあり、普遍的な人類の課題であるといえます。この課題に真摯に向き合い、人々に希望を届ける未来を信じ、東京核酸合成に出資いたしました。技術の力を未来に変える東京核酸合成を今後も全力で支援いたします。
(リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 木下太郎)


*正式名称:「リアルテックファンド4号投資事業有限責任組合)

■東京核酸合成株式会社について

  • 設立年月:2022年4月
  • 所在地:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ
  • 代表者:松井 雅章
  • 事業内容:核酸医薬品の研究・開発
  • 公式サイト:https://tkg-na.com/
  • 出資時期:2023年12月

■リアルテックホールディングスについて
リアルテックホールディングス株式会社は、地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)を有するディープテック・スタートアップへの投資育成を通じて社会課題解決に取り組んでいます。す。
同社が運営するベンチャーキャピタル「リアルテックファンド」は、ディープテック・スタートアップを成功に導いた経験のある株式会社ユーグレナの代表執行役員CEO 永田暁彦と、ディープテック・スタートアップを創業前から支援する豊富な実績を有する株式会社リバネスの代表取締役CEO 丸幸弘によって創設されました。これまで250億円以上を運用し、国内外のスタートアップ90社以上に投資しています。2021年には、ディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立する他、インパクト志向金融宣言*の署名機関・運営委員として、インパクト投資の促進に積極的に取り組んでおります。
HP: https://www.realtech.holdings

<お問い合わせ先>
リアルテックホールディングス株式会社
広報担当:成田 
https://www.realtech.holdings/contact


​木下 太郎
​木下 太郎
グロースマネージャー

2017年にリアルテックファンドに参画。被ばく線量を1/1000とする次世代X線センサーを開発するANSeeN、心音と心電の解析により心疾患の自動診断アシストを実現する超聴診器を開発するAMI、太陽光発電パネル用清掃ロボットを開発し世界のエネルギー問題解決を目指す未来機械等に取締役として参画。2019年知財ハンズオン支援Patetn Booster導入を推進、技術の社会実装に向けた仕掛け作りに取り組む。

リアルテック入社前は住友化学にて研究員としてエレクトロニクス向け有機無機ナノコンポジット材料、ユニバーサルデザイン対応材料開発を手掛ける。2011年から日本材料学会高分子材料部門委員会委員に就任、ワークショップ企画・運営、学会誌の編集を担当。特任の新規事業担当として医療用新素材開発に携わり、装置メーカーと共同した医療用容器向け材料の開発、再生医療向け素材の事業企画・実行を担当。事業部兼務となり東南アジア地域の機能性樹脂の海外営業も担当。

東京農工大学大学院修士課程(応用化学専攻)卒。

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