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2024年2月28日

リアルテックホールディングス、直感的な歩行を実現する歩行ナビゲーションスタートアップのAshiraseへの追加出資を実施

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リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンド*は、視覚障がい者向け歩行ナビゲーションを開発するベンチャーである株式会社Ashirase(本社:東京都港区、代表取締役社長:千野歩、以下「Ashirase」)へ追加投資を実施したことをお知らせ致します。Ashiraseはクラウドファンディングによって先行販売モデルを販売し、120名の方々からのフィードバックを頂き、よりスムーズなユーザーの移動を実現する一般販売モデルを開発しました。

今回の調達資金をもとに、サイズの小型化、GNSS測位精度の向上、ユーザーが歩きやすいルートを生成する機能等を実装し視覚障がい者の方々一人ひとりの歩行の特徴に合わせた歩行、そして新たな移動価値の実現を目指します。

■資金調達の目的と使途

2022年にリアルテックファンドとQBキャピタル等との協調投資を行い、クラウドファンディングで120名への販売を実現しましました。今回の資金調達ではつけ心地などのユーザビリティー改善、GNSS測位の高精度化、サイズの小型化を進め、24年夏頃の一般販売を実施し歩行に課題を抱える方々にあしらせを提供いたします。

■Ashirase インパクト評価レポート(PDF)

https://www.realtech.holdings/_files/ugd/51c095_87fd92310fcd4817a795fc75fec2c7ac.pdf

担当者コメント

Honda IGNITIONでAshiraseと出会い、思い描いていた世界の実現が近づいているととてもワクワクしています。ラボに閉じこもるのではなく、誰よりも多くの視覚障がい者の方々と出会い、その声を汲み取り製品に活かす姿勢はAshirseの誰にも負けない価値だと信じています。目指す世界の実現に向けてリアルテックは支援し続けます。

(リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 木下太郎)

*正式名称:「リアルテックファンド4号投資事業有限責任組合」

■株式会社AShiraseについて

  • 設立年月:2021年4月
  • 所在地:東京都港区虎ノ門2-2-1住友不動産虎ノ門タワー5階グロース虎ノ門room3
  • 代表者:代表取締役 千野歩
  • 資本金:5000万円
  • 事業内容:歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」の開発、販売、運用
  • 公式サイト:https://www.ashirase.com/
  • 出資時期:2024年2月

■リアルテックホールディングスについて

リアルテックホールディングス株式会社は、地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)を有するディープテック・スタートアップへの投資育成を通じて社会課題解決に取り組んでいます。

同社が運営するベンチャーキャピタル「リアルテックファンド」は、ディープテック・スタートアップを成功に導いた経験のある株式会社ユーグレナの代表執行役員CEO 永田暁彦と、ディープテック・スタートアップを創業前から支援する豊富な実績を有する株式会社リバネスの代表取締役CEO 丸幸弘によって創設されました。これまで270億円以上を運用し、国内外のスタートアップ95社に投資しています。2021年には、ディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立する他、インパクト志向金融宣言*の署名機関・運営委員として、インパクト投資の促進に積極的に取り組んでおります。

HP: https://www.realtech.holdings

<お問い合わせ先>

リアルテックホールディングス株式会社

広報担当:成田 

https://www.realtech.holdings/contact


​木下 太郎
​木下 太郎
グロースマネージャー

2017年にリアルテックファンドに参画。被ばく線量を1/1000とする次世代X線センサーを開発するANSeeN、心音と心電の解析により心疾患の自動診断アシストを実現する超聴診器を開発するAMI、太陽光発電パネル用清掃ロボットを開発し世界のエネルギー問題解決を目指す未来機械等に取締役として参画。2019年知財ハンズオン支援Patetn Booster導入を推進、技術の社会実装に向けた仕掛け作りに取り組む。

リアルテック入社前は住友化学にて研究員としてエレクトロニクス向け有機無機ナノコンポジット材料、ユニバーサルデザイン対応材料開発を手掛ける。2011年から日本材料学会高分子材料部門委員会委員に就任、ワークショップ企画・運営、学会誌の編集を担当。特任の新規事業担当として医療用新素材開発に携わり、装置メーカーと共同した医療用容器向け材料の開発、再生医療向け素材の事業企画・実行を担当。事業部兼務となり東南アジア地域の機能性樹脂の海外営業も担当。

東京農工大学大学院修士課程(応用化学専攻)卒。

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